医療の現場による習慣の違いへの順応

医療に従事してきた看護師の転職は珍しくありません。プライベートとのバランスを考えたり、職場でのトラブルから逃れたりするために転職をする人が増えています。しかし、転職によって異なる医療現場で働くときには、ある程度の苦労があるのは心構えとして持っていなければならないでしょう。

転職して同じ診療科の同じような規模の病院やクリニックで働くという場合には、基本的な考え方や看護スキルに大きな違いはないかもしれません。しかし、現場ごとに習慣の違いがある点は留意しておかなければならないのです。それまでは当然のように行ってきたことであっても、新しい現場では通用しないという場合もあります。逆に誰もが当たり前だと考えて行っていることが、自分には理解できなかったりすることもあり、後に指摘を受けるということもあるでしょう。習慣に順応するのは転職をするときに重要な点であり、多少の苦労があったとしても仕方のないことです。

ただし、今までの医療現場で必要とされてきた習慣がとても素晴らしいいものだと思える時には、転職先の上司に進言してみるのも良いでしょう。それによって現場の看護レベルが飛躍的に高まる可能性もあるからです。転職をするときには新しい習慣に慣れるのも大切ですが、今までの習慣をすぐに捨ててしまうのではなく、良いと思えるものは現場に導入してもらうように働きかけてみましょう。それが現場に受け入れられれば、転職した甲斐があったという実感も高まるのではないでしょうか。